FLEXISPOT電動昇降デスクのレビューと天板自作のための徹底ガイド
概要
この記事では、電動昇降デスクを入手した所感と天板の自作方法について記述します。
単なる宣伝のようになっても面白くないので、個別の商品に依存しない観点を多く取り入れたつもりです。具体的には以下の通りです:
- 電動昇降デスクのレビュー
- そもそもデスクが昇降することに伴って何が生じるか? という点を中心に、見落としがちな視点を提供できるようにしました。
- 天板自作方法
- 実際に届くまで分からない細かな情報(固定用ネジの寸法や遊びなど)やコツを記載しました。
- この記事を読めば、調達すべき部品の大きさ等がデスク到着前に分かります。
※ 脚フレームはFlexiSpot様から提供を受けています
- 概要
- 電動昇降デスクの所感
- 構成
- 全体としての感想
- Good: 意外と便利なメモリ機能
- Good: 障害物検知
- Good: 掃除・整理にも昇降が便利
- Good: 天板裏の形状
- モニターアームとの組み合わせ
- 注意: ルンバを使うならキャスターを用意したい
- 注意: 壁との隙間
- 注意: 脚部の奥行き
- 注意: 組み立て
- 「高さ」の基準はどこ?
- 高さの範囲
- 天板の自作方法
- 材料の調達
- 鬼目ナットで天板を着脱可能にする
- ボルト・鬼目ナットの選定
- 鬼目ナットの埋め込み
- 位置決め
- 下穴
- 鬼目ナットの埋め込み
- ボルトの取り付け
- 完成
- (次回)配線を徹底的にすっきりさせる
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iPhoneのFace IDで3Dスキャンし、データの後処理を行う方法
1. 概要
最近のiPhoneに搭載されているFace IDでは、顔の三次元形状をTrue Depthカメラが取得することで認証を行っています。この機能を応用して3Dスキャンができないかなと考えていたのですが、アプリを入れるだけで実現できるようです。
それだけならブログを書くほどでもないですが、スキャンした点群データを出力して後処理をすれば、色付きでポリゴン状(点群ではない)の3Dオブジェクトを得ることができました。その際に必要となる以下の手順について書くことにします。無料で完結します。
- スキャン・点群のエクスポート
- 不要な点の削除(MeshLab)
- 点群から辺・面を生成(MeshLab)
- 生成されたオブジェクトの確認・変換
- 1. 概要
- 2. スキャン・エクスポート方法
- 3. 後処理方法
- 3.1. 不要な点の削除
- 3.2. 点群をポリゴンに変換
- 3.2.1. 法線ベクトルを計算
- 3.2.2. メッシュの生成
- 3.2.3. メッシュの確認・反転
- 3.3. (参考)glTFに変換
- 3.4. usdzに変換
- 関連記事(3D)
兵庫県土の1m精度3次元データをWeb地図上に3D可視化【DSM】
1. 概要
2020年1月、兵庫県が全国で初めて「全県土分の高精度3次元データ」をオープンデータとして公開しました。この中には地表面データ(DEM: Digital Elevation Model)だけでなく建物・樹木などの高さを含んだ地球表面データ(DSM: Digital Surface Model)も含まれており、兵庫県の実際の3次元形状が1メートル四方の精度で把握できることになります。
今回は、DSMデータ(建物・樹木を含む方)をダウンロードして加工し、Web地図上に点群として可視化してみました。マウス等を使ってグリグリと様々な方向から眺めたり、点群を標高に応じて色分けしたりすることも可能になります。
- 1. 概要
- 2. 可視化結果
- 3. 可視化方法
- 3.1. データの取得
- 3.1.1. エリア別のダウンロード
- 3.1.2. フォーマット
- 3.1.3. ライセンス
- 3.2. データの前処理
- 3.2.1. Pandasによる読み込み
- 3.2.2. 緯度経度への変換
- 3.2.3. CSV出力
- 3.3. MapboxとDeck.glによる3次元地図
- 3.1. データの取得
- 4. 最後に
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焼失した首里城のデジタル復元を地図上に3Dで可視化する
1. 概要
2019年10月31日未明に首里城で火災が発生し、正殿と北殿、南殿が全焼した他、多くの建物が焼失しました。現時点で火元は正殿1階の北東部分とほぼ特定されているようです。
この悲しい火災の直後、コンピュータ・ビジョンの研究者らがOUR Shurijo: みんなの首里城デジタル復元プロジェクトというプロジェクトを立ち上げました。収集した首里城の画像から3Dモデルを復元することを目指しているようです。
コンピュータ・ビジョンという分野の中に、Structure from Motion(SfM)という技術があります。これは、異なる視点からの写真やビデオを使って三次元形状を復元する技術です。私たちの復元もこの技術を利用しています。
"OUR Shurijo: みんなの首里城デジタル復元プロジェクト" より引用
このプロジェクトの途中経過として3Dモデルが公開(CC Attribution)されていたので、復元された首里城の3Dモデルを地図上に配置して可視化するWebサイトを作成してみました。この記事では、その内容と作成過程を紹介します。
作成したWebサイトは以下で公開しています(ややデータ量が多いのでご注意ください。スマホだと3Dモデルが真っ黒になったりスクロールが効かなくなる現象が確認されているので、PCでの閲覧を推奨します)。 sw1227.github.io
- 1. 概要
- 2. 内容の紹介
- 3. 作成方法
- 3.1. 3Dモデル
- 3.1.1. 首里城の三次元モデルを取得
- 3.1.1. ファイルサイズの圧縮
- 3.1.2. GLTFファイルの修正
- 3.2. 地図を利用したStorytelling
- 3.3. 地図上に3Dモデルを配置
- 3.3.1. Deck.gl
- 3.3.2. 配置と視点の指定方法
- 3.3.3. Storytelling Templateの修正
- 3.3.4. 環境の設定
- 3.4. その他
- 3.1. 3Dモデル
- 4. まとめ
- 地理情報・可視化系の関連記事
道路方向を可視化して地域の地理的・社会的特性を理解する(JavaScript)
- 1. はじめに
- 2. 例
- 3. 実装
- 4. 今後やりたいこと
- 5. URL
1. はじめに
都市の姿は様々です。地形の制約を受けつつも何らかの思想や意図のもとで計画がなされ、技術の進歩に応じて再開発が繰り返されます。建物の入れ替わりや区画整理こそあれ、一度開拓された都市は大域的にはその構造を維持し続けることが多いでしょう。都市の様態には地理的・政治的・歴史的背景が詰まっています。
飛行機から見下ろすと、そのような都市の姿が明確に見て取れます。整然と格子状に区切られた京都の町・凱旋門を中心として放射状に広がるパリの通り・迷路のように入り組んだマラケシュのメディナ・山と海に挟まれた傾斜地……
ここで注目したいのが、こういった都市の特徴はいずれも道の方向という形で現れるという点です。 ある地域で道路の方向がどのような性質を持っているかを可視化することで、このような都市の姿を明らかにしてみたいと思います。
なお、本記事の可視化手法はMapboxのブログに紹介されているものです。見せ方のアイデアはその記事に依りますが、ソースコードは特に参考にせず自前で実装しています。
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