2018年にやったこと・2019年にやりたいこと
今週のお題「2019年の抱負」
1. 2018年にやったこと
昨年までは読書と登山ばかりしている大学院生でしたが、春から社会人になってしまいました。2018年にやったこと・できるようになったことを、このブログの方向性に沿った範囲で記録しておきます。仕事と趣味は区別しません。
1.1 サーバーレスのWebアプリやAPIを作れるようになった
2017年まではHerokuをちょっと触ったことがある程度でしたが、FlaskやServerless Framework・AWS Lambdaなどを使ってWebアプリやAPIを作成・デプロイできるようになりました。
1.2. ReactなどでSPAを作れるようになった
ReactやVue.jsなどのフレームワークを学習し、SPA(Single Page Application)を作れるようになりました。2017年まではjQueryやBootstrapをちょっと触ったことがある程度だったので、それなりの進歩ではあると思います。JavaScriptもだいぶ慣れてきました。React楽しい。
1.3. 地理情報の分析基盤作りや可視化が得意になった
地理情報に関しては2017年後半ごろから下図のようなものを作ったりして遊んでいたのですが、自己流でない「まっとうな」方法を使うようになりました(↓を作ったときは登山経路を独自フォーマットの配列に保持してThree.jsで強引に3D化したりしていた)。
具体的には以下のような技術たちです。
- GeoJSON・Shapefileなどのデータ形式の扱い(変換・可視化など)
- Google Maps API, Leafletなどの地図系ライブラリ等の扱い
- 地図タイル・ベクトルタイルの扱い
- Uberの提供しているDeck.gl, Kepler.glなどのツールを用いたカッコいい可視化
- Elasticsearchを用いた分析基盤の構築・Kibanaとの組み合わせによる可視化
- 統計データ(メッシュデータや行政区ごとのデータ)を地理情報と組み合わせた扱い
- 座標系の詳細(下記記事のような)
1.4. Elasticsearchを使えるようになった
先述のような地理情報用途が中心ではありますが、ElasticsearchやKibanaを使えるようになりました。地理情報の特殊なケースにおいて引っかかりポイントがいくつかあり、それらをくぐりぬけて経験値が高まった気がします。
1.5. AWSをある程度使えるようになった
一年前は「エススリーってなに?」レベルでしたが、S3以外にもLambda, API Gateway, Dynamo DB, Elasticsearch Serviceなどをよく使うようになりました。
〜〜〜 ここから先はあまり進捗が芳しくないもの 〜〜〜
1.6. ブロックチェーンをかじった
まだ分からないことだらけですが、Solidityを使ったスマートコントラクトの開発を多少学びました。
1.7. 強化学習をかじった
Sutton本↓をざっと読んでみた程度です。OpenAI Gymでいろいろ試してみるつもりでしたが、そこまではまだ至らず・・・
- 作者: Richard S.Sutton,Andrew G.Barto,三上貞芳,皆川雅章
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2000/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 76回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
1.8. Haskellをかじった
教養のためにすごいH本(の無料の英語版)を読みましたが、やりたいことが特になくて挫折中・・・
普段はゆとり言語ばかり使っているので、いくつか新しい概念を知ることができて刺激的でした。
- 作者: Miran Lipovača,田中英行,村主崇行
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 25人 クリック: 580回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
1.9. Alexaスキル開発ができるようになった
とか言いつつ公開はできてないのですが・・・
1.10. 資格を取ろうとして飽きた
業務領域の資格(非IT)を申し込みはしたものの、面白味を見出せずに挫折。
1.11. アウトプットを始めた
ちょっと危機感を抱く出来事に遭遇したので、11月頃にこのブログやQiitaアカウントを作ったり、ROMってたTwitterへの投稿を始めたり、勉強会に参加したりするようになりました。
JavaScriptで作ったものをまとめるページもとりあえず公開しました(作成中)。 https://sw1227.github.io/#/
2. 2019年にやりたいこと
とりあえず欲張りめに書いておきますが、何割ぐらい実現できるのでしょう・・・
2.1. Kaggle参加
自宅のGPU搭載PCへのリモート接続環境は構築済なので、これを利用してKaggleに参加してみたいです。非自明な称号のなかでハードルが最も低いのはExpertらしいので、これを目標に。
2.2 競技プログラミング
やってみたいけどKaggleよりは優先度低? 蟻本が眠っています。
2.3. 統計・機械学習まわりの数理的基礎
PRMLを読んだり統計検定1級〜準1級を受験したいという気持ちは持っています。気持ちは持っているんだけど・・・
2.4. 衛星データ
衛星データ活用の機運が各所で高まっている気がするので、趣味の地理情報処理のレシピに取り入れたい。
2.5. 音楽
d3.js, Three.jsによるVisualizationに慣れてきたので、Web Audio API / Web MIDI APIなどと組み合わせて楽しいことをしたい。
2.6. ハードウェア・AR
ARKitやドローン・Alexaなどを組み合わせて楽しいことをしたい。久しぶりに秋葉原に行って変なロボットを作りたい気もする。
2.7. コンテナ技術
そろそろ避けて通れない気がするので・・・
2.8. デザインパターン
書籍が眠っている。
2.9. リベンジ
2018年の章に記載の挫折済み項目(特に強化学習・Haskell)にも、アプローチを変えて再挑戦したいです。
3. 所感
漠然としてコクのない一年でしたが、こうして列挙してみると幅は広がっているものですね。IT分野でフルタイムで働き始めたのは大きいです。特に向上した実感があるのは地理情報やJavaScriptの周辺技術かな?
つまみ食いばかりする傾向があるので、今年は縦にも深めていければいいなと思います。
以上